聴くと涼しくなるアネクドテン

アネクドテンはスウェーデン出身のプログレッシブロックバンド。プロデビューは1993年、元々キングクリムゾンのカバーから始まったバンドだったらしい。1990年代のスウェーデンといえばグランジ/オルタナ旋風が吹き荒れる中、独特のポップな音が生まれていた時期でもあるのだがアネクドテンは我関せず、一切の影響を感じさせない。さりとてハードロックのカテゴリーに“北欧メタル”という呼び名があるようにイギリスやアメリカのバンドとは微妙な質感の違いがある様な気がする。例えば1990年代当時、流行りのグランジ/オルタナロックの音とスウェーデンはタンバリンスタジオで録音された音を比較するならば、~とある写真をニコンの一眼レフで撮るのとホルガのトイカメラで撮る様な違い(何とも雑な例えでスミマセン)。今回はキングクリムゾンの『Red』というアルバムの中の「Starless」という12分半ある曲の前半部分を思わせるアネクドテンの曲を3曲貼ってみることにする。

ANEKDOTEN『Until All The Ghosts Are Gone』2015年


Anekdoten-If It All Comes Down To You

ANEKDOTENnucleus』1995年


Here

ANEKDOTEN『vemod』1993年


Thoughts In Absence