2023年、洋楽ベストソング10曲を選んだ訳だけど非常に狭いカテゴリーの中で選ばれていることを最初に申し上げる。まず歌モノに限ったこと。インストは含まれない。欧米で活躍するミュージシャンであること。その他の国を含めると選べなくなってしまうから。特にアジアも含めると収拾がつかなくなってしまうのだ。
Steven Wilson / Inclination
Steven Wilson『THE HARMONY CODEX』2023年
Steven Wilsonのこのアルバムをどう表現したらいいのか難しい。試しに「Beautiful Scarecrow」という曲のMVを観てみたのだけれど余計分からなくなった。
DOWNES BRAIDE ASSOCIATION / KEEP ON MOVING
DOWNES BRAIDE ASSOCIATION「KEEP ON MOVING」2023年
YES、ASIAで活躍したGeoff Downesのプロジェクト。この曲には元IT BITESのFrancis Dunneryがクレジットされている。作曲とギターで参加しているのか?声は違うようだけど曲は彼のイメージにぴったりだ。
Downes Braide Association - Keep On Moving(Official Video)
EXTRME / OTHER SIDE OF THE RAINBOW
EXTREME『SIX』2023年
EXTREMEのこのアルバムめちゃくちゃ良かったな。今年の来日公演はどの会場もすべてソールドアウトだったそうで少なくとも日本では全盛期の人気を取り戻したようだ。
Extreme - "Other Side Of The Rainbow"(Official Video)
SYLVIE / Falls On Me
SYLVIE『SYLVIE』2022年
このアルバム、配信が今年の4月から始まったということでランク入り。この曲は何といってもゲスト参加しているSSW、Marina Allenの歌である。自分は彼女にKaren Carpenterの幻影を見てしまった。Richard Carpenterは来日する際にイギリスのRumerとLAのMarinaをボーカルに据えて公演を行って欲しいものだ。
Sylvie - Falls on me (Official Video)
Cleo Sol / In Your Own Home
Cleo Sol『Gold』2023年
Cleo Solの2021年のアルバム『MOTHER』は傑作だった。自分はCDの日本盤で歌詞を確認してからこのブログで取り上げようと思っていたが日本盤が出ないまま現在に至っている。輸入盤は持っているのだが仕様が所謂デジパックというやつで歌詞の記述はない。アートワークや仕様はアーティストの意向にも関わる部分なのでそこに文句はないのだが日本のレコード会社の何と商売っ気のないことか。『MOTHER』というアルバムを全編通して聴けば分かることだがこれは上手くプロモーションすればCarole KingやCORINNE BAILEY RAEのファンにも届く内容である。今からでも遅くないのでどこかのレコード会社、レーベルは手を挙げて貰えないだろうか。
Majid Jordan / Sunset
Majid Jordan『Good People/Afterhours』2023年
Majid JordanってDRAKE関連だから日本でも結構な人気なのだろうか。自分は随分前からサブスクのお気に入りに曲があって久しぶりに名前を聞いてピンときた。最近出たこのアルバムいいですね。
Majid Jordan - Sunset(Official Lyric Video)
Joe Hertler & The Rainbow Seekers / Them Jeans
JOE HERTLER & THE RAINBOW SEEKERS『PURSUIT OF WONDER』2023年
彼らを取り上げるのはこれで3回目。自分の推しです。この曲の音使いは全部好み。
Joe Hertler & The Rainbow Seekers-Them Jeans(Belle Isle Cut)
Supershy / Happy Music
Supershy『HAPPY MUSIC』2023年
このアルバムはTom Mischのポップセンス全開ですね。ギター弾きを封印してるっていうのも潔い。ながら聴きに最適。
Supershy - Happy Music(Official Video)
Yazmin Lacey / Bad Company
Yazmin Lacey『Voice Notes』2023年
彼女は今年来日したのでライブを観に行った。毎曲終わりケラケラ笑って何か言うでもなく歌い方、声の出し方はErykah Baduそっくり。もっと音楽に主義主張を込めるタイプの人かと思ったがどうやら違うみたいだ。でも曲はどの曲も凄く良くてそれでいいと思った。アーティストは発表する曲がすべて。それ以外何を望むというのか。
Yazmin Lacey - Bad Company(Official Visualiser)
Peter Gabriel / Playing For Time
Peter Gabriel『i/o』2023年
この曲は今年の3月にサブスクで聴いて気に入り、結局トップのまま逃げ切った格好である。アルバムも素晴らしかった。