JONI MITCHELL『Clouds』1969年
JONI MITCHELL。偉大な不世出のミュージシャンという認識はあるものの例えば同じSSWのCAROLE KINGやLAURA NYROと比べると個人的には聞き込み度合いが薄かった。アルバムはかなりCDで揃っているのだが聴くのは決まっていて『THE HISSING OF SUMMER LAWS』と『MINGUS』の2枚。デビュー作から『Blue』あたりまではフォーク色が強過ぎて素通りに近い感じだった。と、ここまでは過去の話。今年の夏以降、突如としてフォークロックに目覚め今更ながらBOB DYLAN、NEIL YOUNG、THE BAND、SIMON&GARFUNKEL等、聴き直している矢先にハッとすることがあった。「Both Sides Now」は先日行われたオリジナル・ラブの田島貴男さんのソロLIVEでカバーされた曲。JONIのセカンドアルバム『Clouds』に収録されている代表曲の一つでスタンダードナンバーに数えられる名曲。さすがに自分にも聴き覚えがあって田島版「Both Sides Now」を堪能させていただいた。そして当然JONIを聴き直すこととなった。
Joni Mitchell - Both Sides, Now [Original Studio Version, 1969]
ROBERT LESTER FOLSOMといえば『MUSIC AND DREAMS』
robert lester folsom『music and dreams』1976年
だが40年ぶりにセカンドアルバムを2016年にリリースし、この『ODE TO A RAINY DAY』は未発表曲集ということになる。
ROBERT LESTER FOLSOM『ODE TO A RAINY DAY』2014年
「See You Later,I'm Gone」は同じフレーズを4分半くり返しているだけの曲だけど飽きることのない凄い曲。
See You Later, I'm Gone - Robert Lester Folsom
LINDA PERHACS『Parallelograms』1970年
『Parallelograms』はアシッドフォーク幻の名盤として2005年の再発まで貴重盤だったらしい。この人も2014年、44年ぶりにセカンドアルバムを発表した。
Linda Perhacs - Hey, Who Really Cares?
LINDA PERHACSといい、先程のROBERT LESTER FOLSOMといい、1st~2ndアルバムを発表するまでのタームが長過ぎやしないか?自分がここのブログで音楽のことを書くのが3ヶ月半ぶりなどという比じゃないな。
ERICA POMERANCE『You Used To Think』1968年
カナダ出身、映像作家&詩人のERICA POMERANCE唯一のアルバム(今のところセカンドアルバムは出ていない)。当時の時代背景を反映したサイケなアルバムだけどP J HARVEYの初期を思い浮かべるがごとく後のグランジ、オルタナ系アーティストの元祖ともいえる存在ではないか。
The Slippery Morning, a song by Erica Pomerance on Spotify
WHITNEY『FTA/FAR,FAR AWAY』2019年
今年はWHITNEYのセカンドアルバム『FOREVER TURNED AROUND』との出会いが大きかった。彼らの最新シングルは「Forever Turned Around」をアレンジし直した小品。