今年は年間通してJ-POPの新曲を聴く習慣が身についていた(サブスクで)。恐らく単純計算で200組以上のアーティストの新曲を聴いたのではないか。ならば年間ベストテンを選んでみようと。で、選んでみたら以前から聴いていたアーティストの曲をこの機会に貼っておく、くらいの感じになった。ただ1位の曲は自分の中では断然で他の9曲は順位ずけ出来ないのですべて2位タイということでいきたいと思う。今回は敬称略で参ります。皆様ゴメンナサ~イ。
今年このブログで貼った3曲、どんぐりず「E-jan」、スカートとPUNPEE「ODDTAXI」、冬にわかれて「rain song」、は当然ベストテン入りなので残りは7曲です。
第2位は、aiko「食べた愛」。
aiko「食べた愛 / あたしたち」2021年
この曲のサビを聴いて「置きにいってないな」、と。相撲でいえばaikoは一貫して同じ土俵で戦い続けているようなものだ。プロレスいったりK‐1いったりしていない。しかもマラソンでいえば同型の若い子達をつき離して独走状態に見える。「食べた愛」って。究極の愛の形であるカニバリズムなど微塵も感じさせない。
第2位は、Mime「Caught in Shower」。
Mime『Yin Yang』2021年
彼らのことはデビューの頃から知っていて新曲が発表されるたびにサブスクのお気に入りに入れていて自分にはお馴染みの存在なのだがどの曲も平均アベレージが高いタイプで“もっといい曲を”と思っているうちに紹介するのが今回になった。この曲もマズマズっといった感じだがジワジワ世間の認知度も上がってきているようで何かのきっかけでブレイクしないかな、と思っている。
Mime-Caught in Shower(Music Bar Session)
第2位は、CHAI「Nobody Knows We Are Fun」。
双子がメチャかわいいCHAI。彼女達はPitchfork fesとかYouTubeのTiny Desk Concertとか出ていて外国人ファンも多いはずなので楽曲制作の際は普通に世界標準を意識した作りになってくると思うと毎回どんな音なのか楽しみなのである。
第2位は、THE BURNING DEADWOODS「Turn Me On feat. kiki vivi lily」。
THE BURNING DEADWOODS「Turn Me On feat. kiki vivi lily」2021年
年間通してコンスタントに名前を見かけたkiki vivi lily。今年彼女はfeat.を合わすと何曲ぐらい発表しているのだろうか。自分以外の渋谷系オジサンにいかにもモテそうな気がするのだが。ちなみにMVに出てくるライブハウス「月見ル君想フ」に今年初めて行ってとても音が良かったな。まぁ、音のいい人のライブだったというのもあるけどきっちり再現出来ていたというべきか。吹き抜けの天井から配信用のカメラが遠隔操作で動いていて今の御時世に合わせた経営努力が感じられた。
The Burning Deadwoods/Turn Me On feat. kiki vivi lily
彼もずいぶん前から好きで聴いてきたミュージシャンの一人。個人的にはトラベルスイング楽団が好みなのだが。この『ハミングバード』というアルバムも曲が粒ぞろいだし『song book #1』というカバーアルバムも凄く良かった。全部で合わせ技一本っという感じ。
第2位は、ザ・なつやすみバンド「たったひとさじの日々」。
ザ・なつやすみバンド『NEO PARK』2021年
Spotifyによるとこの曲の再生回数が一番多いようだ。そういう意味では1.5位にしようか。いかにも自分好みの曲、演奏、ボーカルで何といってもこの曲は2部構成になっているところが名曲の雰囲気をたたえていて素晴らしい。
そして今年の年間ベストテン第1位は、yonawo「哀してる」。
yonawo『遙かいま』2021年
この曲については次回のライブレビューで詳しく書きたいと思います。ぜひyonawoに興味がない方も次回のアクセスお待ちしております。