aiko 「月が溶ける」「今日はなんだか」

aiko、10枚目のオリジナルアルバム『時のシルエット

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aiko時のシルエット』2012年

が、発売された時「Aka」という曲に惹かれてそれをきっかけにそれまでの全アルバムを大人買いした。そして一週間ぐらいですべて聴き終えた。その当時は寝ても覚めてもaikoの歌声が頭の中をグルグル駆け巡って夢遊病みたいになっていた。でも楽しい経験だった。

デビューから今日にいたるまでaiko節の金太郎飴加減は賞賛に値いし、それにも増して凄いのは最近の曲の方がデビュー当時よりも良くなってること。これは決してあたり前のことではないと思う。近作の方が詞も曲も研ぎ澄まされてきているように感じる。

ミュージシャンに限らずあらゆる業界のクリエーターと呼ばれる人達は現在の地位を守ろうとすれば変わっていかなければならず、同じことをしていては下降する一方。変化してこそ現状維持が成される、というような話しを耳にする。この論理には逆説的な意味合いが含まれていると思うのだが自分が漠然と抱くaikoの印象からするとこの論の真逆をいっているように見える。逆⇒逆=正、なのか?

「月が溶ける」という曲の歌詞について書こうと思っていたのだが寸前のところで思いとどまることにした。2018年1月1日に公開されたMVをご覧いただきたい。

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aiko『予告』2017年


aiko 『月が溶ける』music video

まさに百戦錬磨の彼女にとってこの曲は詞が出来上がる頃には客観性は担保されMVのパフォーマンスはエンターテイメントの一貫であるのだろう。自分としては彼女が著名人であろうともあれこれ憶測を繰り広げるのは憚られる、という結論になった。aikoの世界を表したこのMVを観て世の男性諸氏はどのような感想を持たれているのだろうか。

 

YouTubeシュガーベイブのカバーを見つけた。👍


今日はなんだか