many weeks away

ミュージックレビュー

Stuff/OSCAR PETERSON/Suchmos

Rhodesピアノはエレピとしては最もポピュラーな楽器の一つであろう。

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1940年代にHarold Rhodesによって開発され、1960年~1974年までFender社によって【Fender Rhodes】の名で生産、販売された。1975年からはRhodesブランドが独立、以後は【Rhodes】ピアノとして現在に至っている。

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ジャズ~フュージョン~ロックの多数のヒット曲、有名曲に使われまくっているので音色の説明は言わずもがな、ではあるが一発でイメージできる曲というと、ユーミン「中央フリーウェイ」、Billy Joel「素顔のままで」、Stevie Wonder「You Are The Sunshine Of My Life」、Jamiroquai「Blow Your Mind」あたりのイントロだろうか。

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Stuff『Stuff』1976年

個人的にRhodesピアノといえば思い浮かぶ理想的な音がこの曲。


My Sweetness - Stuff

モヤモヤとしてちょっとくぐもったような耳ざわりの中にあってどこか冷たい響きが印象に残る音。AOR、シティポップで御用達になるのも頷ける。

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OSCAR PETERSON QUARTET『Night Child』1979年

OSCAR PETERSONは十代の頃、生で演奏を観たことがある。客席から見て左端の席だったのだろう、大きな背中しか記憶にない。確かモーニングを着ていたっけ。RhodesピアノはOSCAR PETERSONの代名詞ではないがこのアルバムは堪能できる。早弾きで明るい作風だ。


Oscar Peterson - Charlie

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『WHERE,WHO,WHAT IS PETROLZ?』2017年

昨年、Rhodesピアノの音色に唸ったといえばSuchmosの「雨」。

Suchmosでちょっと小耳に挟んだ話。自動車会社のCMに起用されたのはかなり異例だったとのこと。日本を代表する大企業ばかりの車業界のCMソングはどちらかといえば保守的でアーティストか曲かどちらかが超有名であることが多いという。そんな中、当時無名だったSuchmosがコンペで通ったというのだ。音楽にそれほど興味がない人でもSuchmosには何か感じるモノがあったのだろう、という話。

そんなことには関係なくこの曲はSuchmosで一番好きな曲。PETROLZのカバーだが完全に自分達のオリジナルのように聴こえる。YONCEがいつになく激しく歌っているのもいい。


雨, a song by Suchmos on Spotify